先日アメリカに行った時にそんなことをふと考えました。

ニューヨークでは空港やホールなど大きな公共施設に必ずと言っていいほどマスクに関する案内が掲示されています。そこに書いてあることは、大抵「マスクは義務ではないが推奨します。」ということでした。で、見渡してみると…実際に「推奨」に従ってマスクをしている人は100人中2〜3名程度なのです。あとの人はしていません。もちろんこれが「義務」なら従うはずです。みんなマスクが「推奨」であることを理解し、その他のデータや情報も入手し、そしてそれらの意味を考えたして上で最終的に自分で判断しているのでしょう。

一方、日本では100%近くの人が推奨であっても従いますね。もちろん周りの人に合わせる意味もありますし、ニュースなどで偉い人が「なるべく着用してください」と言うのに従っているのもあります。データや情報に基づいて自分で判断している人は少ないはずです。

どちらが良いと言うわけではありませんが、大きな文化の違いを象徴していると思うのです。