海外企業の日本語ホームページ、あるいは日本支社のホームページにある問い合わせフォームに国を選択する項目があります。しかも大抵は必須になっています。

日本企業のホームページにあるフォームで国を指定するところは、まずありません。

なぜでしょう?
それは、日本語のホームページはデフォルトがそもそも日本だからです。日本語を日常的に使う人の99%は日本国内なので、他の国の人が日本語ホームページを見てフォームから問い合わせをすることが非常に稀、ほぼ0だからです。これが英語だとまったく事情が違います。

また、日本が島国であり、隣国といえども行き来が少ないのも1つ理由だと思います。これが欧州なら多くの国と陸続きで隣接していますし、行き来も非常に盛んです。例えばドイツなら隣接するスイスやオーストリアと「隣の町」くらいの感覚で往来がある上に、言葉も同じドイツ語です。なので、フォームも国選択が必須なのです。これはアジアの多くの国でも同様です。

他言語のホームページを日本語化するときは、日本で見て少しでも違和感がないように、できる限り国選択欄を外すようにする、または最低でも最初から「国:日本」が選択されているようにしたいものです。