この1年間、海外のお客様から日本語SEOやWEBマーケティングの引き合いをいただくことが多くありました。嬉しいことです。

その中で面白いのは、非常に多くの方が弊社の英語ホーページを見て、「リンク構築をやっているか」と聞いてくることです。リンク構築のSEO、すなわち他のホームページに自社ホームページへのリンクを載せてもらうことがグーグル対策上有利とされていたのは10年以上も前のことです。それからグーグルが機械的なリンクは有効どころかペナルティの対象にすることを発表し、それまで(本当に)機械で自動作成したデタラメのホームページを使って大量のリンクを作ることをSEOと称していた数々の(自称)SEO会社が窮地に追い込まれましたね。

それからまた色々と強化され、機械的なリンクでなくてもお金を払って作ったリンクや、自作自演のリンク、明らかにSEO目的のみのリンクは無効とされるようになりました。そのため、日本では多くのSEO会社がリンク構築自体をやめています。

しかしですね…。

海外はそれでもリンク構築を推進するSEO会社がまだ沢山あります。

なぜでしょう?

思うに、日本的には誰か上の人から「やった方がいい」とか「やめた方がいい」と言われると、たとえ義務でなくてもキッチリ従う習慣があります。最近の感染対策なんていい例ですね。一方、欧米やアジアの一部の国では、義務でなければ推奨であっても何であっても自分で判断します。リンク構築に関しても同様、やめた方がいいとされても、リスクは低いと判断すれば進めるのでしょう。もちろん以前のような機械的なリンクではなく、ブログや記事などで会社や商品を紹介してもらい、リンクも載せてもらうというWEBマーケティングの手法ですが、リンク構築が目的であることには変わりありません。

この傾向はまだしばらく続きそうです。