そんな話を読みました。

「新しい音楽」と言っても、最新のヒット曲という意味ではありません。自分が普段あまり聴かない曲や自分にとって新しい音楽という意味です。普段クラシックを聴かない人なら300年前のバッハだって新しい曲ですね。

通常、多くの人は馴染みの曲を聴き続ける傾向があります。特に年を取るにつれ、最新のヒット曲ではなく、自分が20代くらいに聴いた曲を懐かしく思いながら聴き続けることが多いそうです。確かに…自分自身も、高校生の頃に好んで聴いていた70年代のブリティッシュロックや、遊び歩いていた80-90年代の米国ヒット曲をいまだに好んで聴いています。ジャンルが違っても、同じことをしている人が多いのではないでしょうか。

ところがですね…それでは前に進まないのです。

古いことを懐かしむことは悪いことではありませんし、年に数回、古くからの友人に会って昔話に花が咲くのもいいことです。音楽でも友人との話題でも同じですが、古くから慣れ親しんでいる物事の方が居心地がいいのです。しかし、毎日そうなってしまっては、「あの頃は良かった」だけになってしまう恐れがあります。それでは進歩が止まってしまいます。

自分を進歩させたいなら、いつまでも若くいたいのなら、常に新しいことに取り込むことでしょう。そのためには普段聴いている音楽を思い切って変え、新しい分野の音楽、新しい曲を積極的に聴くことが大切なのだそうです。