ネット上でもテレビでも大きな話題となったGo To Travel(全国旅行支援)と比べてGo To Eatの方はなぜかそれほど大きな話題になりません。統計は知りませんが、実際に使った人の数も少ないのではないかと思います。

なぜでしょう?

私自身、二つとも使ってみて思ったことは以下の通りです。

1.Go To Eatは事前購入
これが一番大きな違いだと思います。Go To Travelは宿泊施設に泊まる際にお金を払いますが、Go To Eatは完全前払いなのです。まだ食べに行く予定を立てる前に数万円も前払いして券を買うはキツイはずです。

2.Go To Eatは券が面倒
Go To Eatの場合は券を実際に発行するか、ネット上で所有しておく必要があります。券を発行してもらう場合はコンビニか、都道府県によっては郵便局に行かなくてはなりません。その手間は想像以上です。また電子チケットの場合はヤフーのアカウントを使ってネット上においておき、利用時にスマホで提示するのですが、普段スマホを使い慣れている人でも簡単ではありません。

3.店側の規模
Go To Travelの対象は旅行会社やホテルなど、ある程度の規模があるところが多いのですが、Go To Eatの場合は個人店舗も沢山あります。もちろんその反対もあるものの、恐らく大企業経営に対する個人経営の割合としては飲食店の方が多いでしょう。個人経営でこのノウハウを短期間で入れるのは厳しいはずです。

4.割引率
Go To Travelは40%+クーポン(第二回目の例)。Go To Eatはずっと25%です。

5.利用期限
Go To Tavelと比べてGo To Eatの期限は短いのです。都道府県によっては買ってから1か月ということもありました。そもそも予定が決まっていないのに前払いで買って1か月以内に使うというのは、厳しいでしょう。

Go To Travelが色々と話題になり(少なくとも見た目は)成功したのに対し、Go To Eatの方はイマイチ話題にすらなっていないのは、その他にも色々な理由がありそうです。