Spammyは海外のネット関係者の間で時々使われる言葉で、「スパムが多い」とか、「スパムっぽい」とか、そういう意味です。

先日聞いたのは、自分のホームページを上位表示させるために、外部からのリンクを沢山受けようとして安い業者に依頼し、機械的に「Spammy」なリンク構築をしてしまったという話です。

例えば、もし自社のホームページが一流企業や大学のホームページ上で紹介されてそこからリンクされていればGoogle検索では(ほぼ)確実に有利になります。また、そのような一流のホームページでなく小さなホームページであっても何らかのプラスになる可能性がありますし、数が沢山あれば少しはプラスになるのです。そのため、外部の人が簡単にリンク付のコメントを投稿できるようなホームページを探して勝手に投稿するSEO業者が昔は沢山ありました。さらに、機械的に何百、何千というホームページを見つけてコメントを自動投稿する業者も出てきたのです。

上のスクリーンショットは、ある海外のホームページでコメントを自由に投稿できるようになっていて、何千というコメントが書き込まれている例です。それぞれのタイトル部分に自社ホームページへのリンクが埋め込まれています。しかしコメントをよく見ると単に「素晴らしい内容だね。私のホームページも見て。」というだけの内容だったり、まったく関係ないことが書いてあったりします。

今の時代Googleも大きく進化しているので、こういうSpammyなリンク構築はプラスになるどころか大きくマイナスになる可能性が大です。また反対に、自分のホームページを放置していてSpammyなコメントの温床になっていると、同じくマイナスです。

Spammyなリンクを構築してもSEO上はプラスになりませんし、Googleから検索対象外にされてしまう可能性もあります。さらに、変なホームページにリンクがのっているだけで会社の評判を落とす可能性もあります。

Spammyなリンク構築は絶対しないことと、もし自分のホームページにSpammyなコメントがあれば、すぐに削除することが大切です。