メガバンクと同様、誰にでも馴染みがある大企業なのでシステムダウンがあるとマスコミが大きく報道します。でも実際は、それほど有名ではない企業やB2B企業で一般消費者に馴染みがないところを合わせると、システムダウンは日常的にも起こっているものです。

JALホームページより

昨年12月にも一度書きましたが、やはり今の時代において企業にとって心臓部ともいえるシステムを軽視している会社が多くあるのも事実です。

2022年12月11日 システムの重要性に対する温度差
https://mahanablog.xsrv.jp/2022/12/11/

GoogleやFacebookなど、システムが心臓部どころかビジネスのすべてであるような会社は、とにかく絶対にダウンすることが無いように万全を期しているのは当然です。(それでもダウンすることが稀にあります。)一方、ネット以前からある古典的な企業においては、もちろん大事だとか要だとは言っているものの、トップが本当の意味での重要性を十分に理解していないと感じることが時々あります。

例えば大企業の中で、売上や他の費用と比較したシステム予算の割合、システム部署の人数、エキスパートの割合、組織内での扱い…などを見てみれば、どのくらい重要視されているか、あるいはいないかがわかると思います。50年前の会社なら営業部や企画部などが会社の「本流」で出世頭が集まる中心的な存在であり、システム部は隅に追いやられる存在だったはずです。それが今でも変わっていないところもあるのではないでしょうか?

一概には何とも言えませんが、まだまだシステムの重要性を認識していない企業が多いことは事実です。