ちょっと技術的な話です。

5-6年前にGoogleがスマホ版ホームページの高速化を実現する方法として「AMP」という技術を推奨していました。ソースコードを大きく変えることによりページを軽量化し、スマホでの表示を格段に速くするというものです。これが実装されたホームページは検索でも有利になり、2017年ごろには検索結果にその証として稲妻マークが表示されていました。

技術力やSEO力に加え、これは私たちにとっては1つのステータスシンボルみたいなフシもありました。

2017.11.26 AMP対応
http://mahanacorp.jugem.jp/?eid=3832

その一方で、AMP対応ページを作るには特殊なノウハウと作業が必要なので、普通のページを制作する二倍以上の時間と労力がかかっていたのです。もちろんメンテナンス、変更作業も同じです。果たしてそれだけの価値があるか、多くのエキスパートの間では疑問でした。

しかも、Google広告を出すときに必要なタグの一部はAMP対応が出来ないという矛盾も出てきたのです。(私はこれで何度もGoogleの担当者と話したものの、結局解決しないままでした。)

さらに!
特に変更していないページも時々エラーになるようになってしまいました。AMPやGoogleの基準が時と共に変化するからです。これに追随するもの一苦労です。恐らく同業者の多くは頭を抱えていたことだと思います。

そしてついに、Google自体も以前のように推奨しなくなり、世の中でも話題が少なくなり、2021年にはAMPそのものは評価基準でなく、高速であることのみ評価するという方針になりました。つまり表示が速くなる方法なら他でもよく、AMPである必要はなくなったというわけです。

私たちもこれまで頑張ってAMP対応していたホームページがいくつかありましたが、今後は対応しないようにします。