何となく私の感覚的なことなのですが…ここ最近、海外の有名アーチストやオーケストラが日本に来て演奏するコンサートが減っているような気がするのです。クラッシックに関しては、例年なら欧米の有名オーケストラが来日するコンサートが今の時期にいくつかあり、同時に夏~秋のスケジュール発表がそろそろあってもおかしくない頃なのです。クラシックだけでなくロックなどでも同じです。

もちろんまだ世界的にもコロナが完全終息しているわけではなく、国ごとに入国制限などがあるので移動がしにくいのはあると思います。各オーケストラ、アーチストたちの活動も本格回復していないのかも知れません。また特に日本ではまだ外に出たりコンサートに行くのを躊躇している人がいることは確かでしょう。しかし夏~秋にかけての終息を見込んだスケジュールが今の時期にもっと出てもおかしくないはずです。

思うに…。円安や燃料高、インバウンド客の回復で飛行機代もホテル代も急騰しているのが大きな要因ではないでしょうか?そしてそれらのコストは当然チケット代に跳ね返ってくるのに対して、日本はデフレが続いているし景気も決して良くないために、高額のコンサートチケットを買う人が減ってきているのではないでしょうか?主な先進国ではこの10年で物価も給料も大きく上がっているのに対して日本は10年前のままです。当然、欧米と同じ価格のチケットなら割高ですし、それに上記のような高コストが上乗せされると日本では手が出ないレベルになってしまいます。

このままでは海外の有名アーチストもオーケストラも日本には来なくなり、日本は芸術・文化の面でも後れを取ることになってしまいます。

私の単なる勘違いだといいのですが…。