コロナ禍で多額の助成金をもらった飲食店ですが、その使い道は事業主によって様々だったようです。当然、まっとうなのは事業を維持するための資金として活用した事業主。売上が0になったときは本当に助成金で救われたという人が多いことは事実です。その反対に、もらった助成金でパチンコやゴルフを楽しんだり、趣味の道具を買ったりした人も一定数いるようです。まあそれで広い意味の経済が回っているのなら私はいいと思うのですが..世の中的には叩かれています。(当たり前です。)

意外に思ったのは、そのお金を活用して事業縮小した人です。コロナを機に飲食店がいかに不安定であるかを痛感し、将来また同じようなことがあった場合や、別の理由で厳しくなった時に備えたわけです。そんな時にコストを大きく削減しても商いができるように、一部を機械化したり、店自体を小さくするなど、店主1人~少人数でも店が回るようにオペレーションを見直し、大部分を縮小したということです。ある意味、賢明な判断なのかも知れません。

このわずか3年の行動が、10年後には大きく明暗をわける可能性がありそうです。