アメリカでバドワイザーがトランスジェンダーの人気インフルエンサーとコラボキャンペーンをやったところ、往年の保守的なバドワイザーファンから猛反発を受けてしまい、大炎上。全体の売上が大幅に減少してしまったそうです。
トランスジェンダー、LGBTの賛否はともかくとして…。
私が思うのは、日本以外の国でも同じですが、世の中が何か一つのことに対して一つの方向に動き出したからといっても、必ずしも100人中100人がそれに賛同しているわけではないということです。政策的にLGBTを認めるべきだ、それが正しいとなると、なんの疑いもなく、考えることすらなく、世の中全体が賛成するようになってしまいます。地球温暖化問題、震災支援、COVID-19、戦争…他のことでも全て同じです。その反対の意見を言う人は非常に少数派ですし、政治家や企業がそれらに対して反対意見を表に出すことは稀です。多数派に従った方が簡単だし有利なのは明らかです。しかし、やはり表向きはともかく、内心で反対している人も多数いることは確かです。今回の事件はそれが表に出る結果になったわけです。
どんなことでも付和雷同せず、政治家として、企業家として、トップとして、自分の意見も考えたうえで賛同するなりスルーするなりの方針を出すことが大切だと思います。