渋谷の不動産屋さんから空き駐車場の案内が時々送られてくるのですが、いずれも駐車可能な車のサイズが今の時代にしては小さいのです。恐らく渋谷にある大半の駐車場は数十年前にできたものなのでしょう。現代の車サイズに合わないのです。

これは大型車可能というだけあり、機械式にしては確かに大きな駐車場です。全長、幅共に大型サイズなので、セダンの普通車ならよほどの高級車でない限り大丈夫です。しかし高さが155cmなので、ジープに代表されるようなRVタイプの車やボックスタイプの車なら180-200cmある車種も多く、まず無理です。最近ではアウトドア派、ファミリー派だけでなくビジネス用にもRVやボックスタイプの車が多いのですが、20年前には想定外だったのでしょう。

この例は機械駐車場です。同じようにビルの地下などにある自走式駐車場でも区間がせまかったり、入口がせまかったりして、非常に停めにくいことが多々あります。

このような例は駐車場だけではありません。例えばトイレにある洗面台や台所の流し台、家の家具なども、50年以上前の日本人平均身長に基づいて作られているそうなので、今の時代には合わないのです。日本で生まれ育った私たちは慣れているものの、欧米に住んでいた人が日本に戻ってくると、これらが低いと感じるようです。

日本人17歳の平均身長推移:
1900年 157.9cm
2021年 170.8cm
(文部科学省データより)

やはり人も「大型化」していますね。でも、建物や家具など、それに合わせて変化できていないというわけです。

長年定着している基準を見直すのは難しいのかも知れません。