まあ、色々な言葉を思いつく人がいるものです。
コロナ禍で色々な行動を控えていた人たちが、一気に反動に出ることは最近一般的に「レベンジ需要」と呼ばれていますね。経済学用語では「ペントアップ需要」というのですが、この「レベンジ」という言葉がすっかり浸透している気がします。
そして、その影響で通常のレベルを大きく超えた需要が発生していることを「レベンジバブル」と言うそうです。まあ、この表現もわかりやすいので私は気に入っています。
で、ミソなのはこの需要があくまで一時的なものであり、決して長続きしないものだということを多くの人が理解しているという点です。まさに「バブル」です。
飲食や旅行業界、その他の業界の一部ではコロナ禍以前の状態を上回るレベルまで需要が回復しているようですが、その状態は長続きしない可能性もあるわけです。なので、そこで必要以上に過大な投資をしてしまうと、バブルがはじけた時に大きなダメージを受けてしまいます。
今、レベンジバブルで潤っている業界は、その需要回復が本物なのかバブルなのかを慎重に見極めることが重要なのだと思います。