与えられた「正しい」回答を丸暗記するのが良いとされる暗記力が勝負だった昭和の時代は終わりました。
次は検索力の時代。知識は暗記するものから検索するものに変化しました。その時代には、わからないことを瞬時に正確に検索する力が必要でした。それができる人が勉強でも仕事でも活躍したのです。これは平成の時代ですね。
そして今はChatGPTに代表されるAIをみんなが勉強でも仕事でも利用する時代に突入しました。こうなると大事なのは必要事項を正しくまとめて質問できる力です。例えばChatGPTでラーメン屋のキャッチフレーズを考えるとしましょう。そこで単に「ラーメン店のキャッチフレーズを考えて」だけでは漠然とした内容になってしまいます。自分の店がウリにしていること、地域、狙っている客層などを明確に定めることが肝心です。「渋谷区道玄坂にある、こだわりの信州味噌を使った味噌ラーメンと笑顔のサービスが自慢の、20ー30代女性をターゲットにした…」まで入れると、AIで生成されるキャッチフレーズの質がグッと高くなるわけです。
これからの時代はこうした質問力、描写力、要件定義能力が求められるようになるでしょう。