当然ながら、セキュリティの高さと利便性は反比例します。

泥棒対策で家の玄関に鍵を10個つけると強固になる一方で、毎日大変です。

ネットサービスでも、セキュリティのためにパスワードを20ケタの英数字記号にしてしまうと覚えるのが大変ですし、さらにパソコンやスマホに記憶させずに都度入力にしてしまうとログインするたびに一苦労します。

あと一概には言えないものの、シェアが高い会社と一度でも情報流出や乗っ取りなどの被害を受けて問題になったところほどセキュリティが強固であり、それに伴い利便性が低下しています。

パソコンOSならWindowsがやはりダントツのシェアですし、文章作成ならWord、表計算ならExcelです。WEB会議ならZOOM、日本でのチャットツールならLINEですね。そしてこの辺はライバル製品に比べてセキュリティが強固すぎて、やや使いにくい感があります。日々使っていながらもログインの手間などから嫌う人は多いでしょう。

また多くのツール、サービスで二段階認証を推奨しているものの、二段階認証にすると安全になる一方で、利便性は大きく低下してしまいます。

いかに利便性を低下させずにセキュリティを強固にするか、相反するようにみえることを実現するかが今後の課題だと思います。