何度となくこのブログに書いているような気がします。

20年も前なら、まだ世の中がやっとメールを使いだして間もない頃だったので使い方がわからなかった人も沢山いたし、各人にメルアドを割り当てるのは費用が掛かったために会社や部署でinfo@など一つの会社アドレスを全員でシェアして使うということが多くありました。

その後一人ずつ専用アドレスを持つのが一般的になってきました。しかしその一方で、会社によっては全員で情報を共有したいという意図と、誰かが不在だったり見落としたりしても別の人が拾ってくれるようにという意図があり、一つのアドレスを全員で使うということもありました。

ところが今の時代になり、メールの数が爆発的に増えてきました。本人に直接来るビジネスメールは少ない人でも1日20-30件くらいなのは一般的です。多い人なら100件以上です。ということは、10人でシェアしているアドレスなら200-300件、多い人がいれば1,000件近くになってしまいます。さらに、ホームページなどで公開しているアドレスならそれにスパムメールも来るので、1日数千件になるでしょう。こうなると、たとえ自動フィルターを使っていても重要なメールが埋もれてしまうこともあるはずです。

また複数に届くメールは「誰かが返事してくれる」とお互いに思ってしまうことも多々あります。そうすると結局は誰も返事せず、見落としているのと同じ結果になってしまいます。

メール初期の頃なら共同メールもありでしたが、今の時代には無理があるような気がします。