三連休を利用してニセコに行ってスキーを楽しんできました。
よく報道されている通りニセコはインバウンドのお客さんがコロナ前の水準以上に戻っています。それに伴い色々な物の価格が急上昇しています。
ただ、報道されているような「ラーメンが5,000円!」なんていうのは、私が行ったレストラン数軒の中にはありませんでした。もちろん「ホテル1泊100万円!」というのも、私が泊ったホテルではありません。ニセコのどこかにはあるのだと思いますが、あくまで一部の例だと思った方が良さそうです。
一方、スキー場のリフトや食堂、ホテルが非常に混雑してきています。リフトは長蛇の列ができ、並ぶことが当たり前になってきました。食堂も昼食時にはパンク状態です。ホテルもしかりです。過剰な需要に対して供給が追い付いていない印象があります。その影響で、残念ながらサービスの質が低下してきています。スタッフも足りません。当然、お客さんの中には「高いお金を払っているのに、待ち時間は長いし、どこも混んでいるし、サービスは悪いし、もう来たくない。」と思う人も今後は出てくるでしょう。
実際にニセコに来なくなった古くからの常連もいるそうです。
先日、星野リゾートの星野社長が今のニセコを心配しているという話がありました。日本の他の観光地でも過剰に栄えた後にバブルがはじけ地盤沈下した例が沢山あります。私が知る限りでも新潟や福島のスキー場には80-90年代のスキーバブルがはじけて悲惨なことになったところが沢山あります。関東近辺の温泉地なども同じでしょう。
ニセコだけは他と違うということはあり得ません。没落した他の観光地の轍を踏まないようにしなくてはなりません。