昨年8月に渋谷にオープンして話題になった、ドン・キホーテの新型店舗「ドミセ」が先週日曜日で閉鎖になりました。オープンして7か月しか経っていないのに閉店とは、関係者もさぞ残念だったことでしょう。
地元にいる客側の立場として思うに、目の前に巨大なドン・キホーテ渋谷店がありながら、このミニ店舗を作ったのはかなり無理があるのではないでしょうか?そして、サイズが小さい以外に際立った特徴が、客としては分かりづらかったのす。少なくとも私は理解できませんでした。ブランド品に特化したとか、季節を専門に扱っているとか、食品専門とか、お土産専門とか…そうやって何かに特化しているわけではなく、単に小さくしたという印象がありました。
そしてやっぱり動線の悪さです。ビルの中にあり道路に面していないため、中まで入らないとわかりません。通常の店舗のように通りがかりにフラッと入ることはなく、知っていないとわざわざ行かない場所です。その割にはわざわざ行く理由に乏しいかったのは致命的ではないでしょうか。
このくらいの大企業であれば、経営者は当然プロ中のプロであり、さらにマーケティングの専門家、ブランディングの専門家などが何人もいて十分に考え、計算した上で開店したのだと思います。私なんかが考えもつかないような戦略があったのかも知れません。
しかし結果としてこの短期間での閉鎖は、たとえ試験的な店舗であったにしても、やはり何かの計算違いがあった可能性が高そうです。
経営は厳しいものです。