そんな話をしていたのは、仲良しの飲食店経営者です。みんなが朝から晩まで頑張って働いているおかげで店は大繁盛しているものの、利益が全然残らないそうです。「やはり人件費ですか?」と聞いてみると、「それもあるけど、ダントツ大きいのは家賃」ということでした。利益の大部分が家賃、そして残りで人件費を払うと何も残らないというわけです。

まあ、都心の飲食店では、よくある話なのでしょう。

もっとも、他の業種だって似たようなものです。私たちネット広告の世界でも同じです。広告費としてお客様から100万円をいただいても、私たち業者の手数料は20万円のみで、残りはGoogleやYahooなどに行きます。同業者がよく、「Googleさまのために働いているようなもんだ。」というのも理解できます。

それ以外でも同じでしょう。ゼネコンと下請け、大手広告会社と下請け…それが下に行くほど利益が少なくなるのは当然です。

これが資本主義なので、仕方ないともいえます。

あとはいかにして自分が一番上に行くか…ですね。