LINE PAYの廃止が今年6月に発表され、話題になりましたね。
スマホの普及、世界的な電子決済の普及と日本政府の推進が相まって雨後の竹の子のように次から次へと色々な電子決済ツールが登場し出したのは、わずか10年ほど前です。その後、コロナで現金を使わない電子決済が一気に浸透した感があります。
そして当然、他のあらゆる産業と同じように明暗がわかれ、淘汰が始まりました。
JR東日本のSuicaは首都圏に住んでいる人の多くが通勤に必須なので、既に持っている人が多かったはずです。それに決済機能が付いているのだから、特に新しく追加手続きをする必要もなく、普及を後押ししたのは想像に難くありません。ただ利用者は東日本に限定されているため、全国レベルではそれほどシェアが高いわけでもなさそうです。
意外と善戦したのはPayPayでしょう。やはりソフトバンクの強烈な営業力や(店の)手数料無料推進、キャッシュバックなどが功を奏したと思われます。これも一気に浸透しましたね。
反対に意外とうまく行かなかったのがLINE Payという印象です。既にLINEを使っている人が9千万人もいて、他のどのツールよりも有利な出だしたったためにLINE Payの普及も早いかと思ったのですが、予想外に手こずった様子です。使い勝手が悪かったのと、店への売り込みが足りなかったのかも知れません。色々な要因はありそうですが、戦略ミスであることは否めないでしょう。
同じような例はほかにもあります。
今後、さらにツールが淘汰されていくことが予想されます。