例えば、ネットショッピングを頻繁に行う個人なら、いつも使うお気に入りのショッピングサイトがいくつかあるでしょう。アマゾン、ヨドバシ、Yahoo!、楽天など会員になっていれば非常に使い勝手も良いため、まずそのサイトに行って欲しいものを検索し、購入する方法がよくとられていると思います。
ところがB2Bの場合はどうでしょう?
何か会社として大きな仕事を発注するために適切な相手先を探す場合、何かの製造に必要な資材を仕入れる場合、弁護士や会計士、社労士など専門家に依頼をする時などどうやって検索しますか?
もちろん、分野ごとの専門ポータルサイト、マッチングサイトなどがあり、そこで比較したり見積もりを一括で依頼したりするということもできるでしょう。
しかし実際には多くの人がまずGoogleの検索窓にキーワードを入れ、そして出てきた各社のホームページを比較して選ぶのが一般的ではないでしょうか?ビジネスマッチングサイトなどのポータルサイトに行って、そこから検索し、適切な業者を探す方法は、常にそのポータルサイトを使ってる人以外にはそれほど多くないはずです。
そう考えると個人のショッピングと違いB2Bの場合、特定のマッチングサイトを使って新規業者を探すという使い方は限られてるような気がします。Googleなどの検索エンジンが今ほど高度化されていない時、また各社のホームページが今ほど充実していない時はこうしたマッチングサイトが便利だったのでしょう。しかし今の時代、検索エンジン、会社のホームページ、その他の情報も充実しており、いろいろなことが簡単に検索できるようになったいる中で、ビジネスマッチングサイトがどう使われていくのでしょう?
アマゾンやYahoo!などの個人向けのトップショッピングサイトがやってるような会員を囲り囲い込むための独自機能、使い勝手が良く、他には移りたくない位のユーザビリティなどの工夫が不可欠だと思います。