私がよく行くコーヒーショップのマネージャーが、ことあるごとに「清水さんのおかげです」と言ってくれます。
例えば「今日は繁盛してるね!」とか、「景気良さそうだね!」とか、私がそういう話をしたときに、「いや、これも清水さんのおかげです!」と返事をしてくれるのです。
もちろん常連みんなに対して同じことを言っているのでしょう。そして、それが9割、もしかすると10割、社交辞令の決まり文句であることは私もわかっています。
しかしですね…。
言われて嫌な気はしません。
しかも、こうやって、「お客様のおかげです。」「あなた様のおかげです。」と言える店員が世の中にどのぐらいいるでしょうか?
それどころか、下を向いたままで、「ありがとうございます。」と面倒くさそうに礼をを言う店員さん、さらに礼すら言わない店員さんが沢山います。客が来て当たり前のような態度をとっている店員さんが、まだまだ多いのも現実でしょう。
どんなことがあっても、お客様や仲間、すべてに対して感謝する事は大事です。
形だけではダメとか、中身が大事とか、言う人もいますが、形すら無いよりずっとマシです。形があれば、中身が入ってくるものです。「ありがとうございました。」と常に相手に向かって言えば、心は自然に入ってくるものです。
やはり常に感謝すること、常にそれを表現できるということはとても重要なのです。