私のところに毎日何件も助成金申請代行の営業メールや電話が入ってきます。パターンは色々とありますが、よくあるのは、「資本金1000万円以下の中小企業なら」「従業員20人以下なら」と持ち掛け、「xx万円の助成金を受けることができます。」と続くキャッチコピーです。

あとさらにディープに、「貴社なら」と始まるものもありますし、わざわざウチの会社名を書いて「マハナコーポレーション様ならxx助成金が申請できますよ。」と始まるものもあります。

恐らくコロナ以降、特に助成金の話が盛んになってきたのと並行して代行業者も増えてきたのだと思います。

もっとも本当に代行を行うためには資格が必要です。しかし、税理士や中小企業診断士などの資格を使ってまっとうに行っているところもある一方で、何の資格もなく、単にサポートしますというレベルのところがあるのも事実です。いずれも、大半は成功報酬型です。

そんな中で…。

先日お会いした社長さんは、営業に来た代行業者が熱心だったので1つお願いしたそうです。しかし1か月待って、そろそろ審査結果が出ているはずだと思って電話して聞いてみたところ、「あっ。これから申請します。」と、頼りない返事。既に締切日も近いので他に依頼するわけにもいかず、そのまま待ったところ、また1か月間連絡なし。しびれを切らして電話したところ、「あ。その件ならダメでした。」の一言だったそうです。

詐欺みたいなレベルですね…。もちろん詐欺として訴えることもできないとは思いますが。

どんなビジネスでもそうですが、雨後の筍みたいにニョキニョキと出てきて急増したビジネスは、いい加減な所が多いのは事実です。

みなさんも、くれぐれも注意してください。