先日ある外資系システム会社の人と話していて、そんなことを学びました。
欧米では標準的なシステムを特にカスタマイズせずそのまま使う会社が多いそうです。中小企業はもちろんのこと、とても大きな規模の会社でも標準システムをそのまま使っていることが多々あるそうです。他方、日本は大企業はもちろん中小企業でも標準システムをわざわざ時間と費用をかけて自社に合わせてカスタマイズして使いたがるところが多いそうです。
統計的には知りませんが、何となく私のこれまでの経験からもそんな印象が強い気がします。
日本では、「当社は特殊だから」と言って、やたらと自社や業界のことを特殊扱いしたがる人が多いのは事実です。そしてそれを理由に標準システムをカスタマイズしたがるのです。大企業だとそれだけで億単位の費用と膨大な時間が費やされてしまいます。
しかし今の時代、ここで大事なのは発想の転換です。もし本当に自社独自の特殊な制度があり、標準システムが合わないのであれば、システムを自社に合わせるのではなく、逆に自社をシステムに合わせることを検討してみてはいかがでしょうか?
往々にして「自社は特殊だ」という人の話しを聞いてみると、自社独自の制度や方法と呼んでいるものは、別にそれにこだわる必要がないことが多いものです。そのおかげで、他社との差別化を図っていたり、他社にない特徴をアピールしているのなら別ですが、そうでなければ、いっそのこと、その特殊なやり方をやめてしまった方が効率的になるものです。
自社の特殊事情が本当に必要なことかを徹底して検討し、世の中で既に精錬されて完成された標準的な方法を採用して自社の制度を大きく変えることこそが、本当の生産性の向上につながると私は思います。
