昨日書いたフリーランサー相場の国際格差に関連する話です。

数年前では考えられないほど大量の応募があるのは、AIの普及によるものであり、それ自体は作業を効率化するという意味でも大歓迎です。

ところがその内容を見てみると、明らかに薄っぺらいものが数多くあるのは残念です。多くの人が、こちらの出した要望リストをそのままAIに入力し、出てきた結果をそのまま送り付けているとしか思えないのです。

そんなことなら、依頼しなくても自分で5分もあればできる話です。

そうではなく、依頼内容の背景を理解し、その真意を考え、場合によっては想像力を働かせ、こちらが思いつかなかったような回答を返してくれるのが、本来プロとしてあるべき仕事です。提示した要件に対してそのまま答えを返しているだけなら、その人の仕事はやがてなくなるでしょう。AIにはできないプロならではの付加価値をつけた上で、AIを活用して回答するべきなのです。

AIを使った回答は見た目が美しく整っているため、一瞬こちら側も騙されてしまうものです。ただその場合でも、1〜2回やりとりすれば内容に深みがないことにすぐ気づくものです。

今の時代、AIを完全に使いこなすことで、これまでの経緯やこちら側の要望の裏にある意図までをある程度推測することも可能です。薄っぺらい回答が多いのは、まだ十分に使いこなせていない人が多い証でもあります。さらに、こちらが驚くような質の高い回答、予想をはるかに超えた内容というのは、AIで対応することは決してできません。

これからの時代、多くの人がAIを活用するようになることで、できる人とできない人の差がますます開いていくことが予想されます。