最新のAIだけでなく、デジタルマーケティングの世界では多くのツールに「ラーニングピリオド」、つまり学習期間というものがあります。なんとなくデジタルツールはすべてリアルタイムで、即座に効率化が行われ、すぐに効果が出るものだと勘違いしがちですが、決してそんなことはありません。
よくある例が、GoogleやSNSなどに出てくるデジタル広告です。これらは出稿して最初の1〜2カ月間、ラーニングピリオドがあります。その間に各メディアの自動運用ツールが、実際の検索に使われたキーワード、クリック率、問い合わせ率などを総合的に判断し、より効果的な広告運用を決定していきます。そのため最初の数カ月間は、学習期間として完全に最適化されていない運用が行われ、場合によっては費用が浪費されてしまいます。
ホームページを公開したときも同じです。まず検索されるようになるまでに、数日間から長い場合は数カ月の期間を要します。そして検索結果でも、最初のラーニングのうちは順位が激しく上下します。これも検索エンジンがキーワードとの関連性を学習している期間なのです。
AIでも同様で、特定のサービスや業界、会社などについて、ある程度の期間を使って学習し、そして初めて正確な答えを出せるようになります。
何かデジタルを使ってビジネスを行う際には、常に一定のラーニングピリオドがあることを想定し、早めに取り組み、予算を上手に配分することがとても大切なのです。
