そんな会話をリアルで耳にしてしまいました。渋谷のカフェで隣に座っていた若い女性たちの会話です。
(注:チャッピー=ChatGPT)
そういう言い方をする人が増えてきたとは聞いていましたが、実際に耳にすると、やはり少し衝撃的ですね。
最近、何かを調べるときにGoogleでキーワード検索をするのではなく、いきなりChatGPTを使って調べる人が増えてきているようです。特に二十代前後の人たちに多いそうです。キーワードで検索するよりも、ChatGPTならいろいろな情報を一気に整理し、総合的に判断したうえで答えてくれるため、格段に楽なのです。それは理解できます。
一方で、いまだにChatGPTなどの生成AIを使っていない年配の方の中には、「嘘が多い」「間違いが多い」と言って避けている人もいます。しかし、それはネットが出た時でも同じでした。新しいものを避けるための言い訳にすぎない面もあるでしょう。
ただし、「チャッピーがそう答えたから」という言い方の本当の問題は、そこではありません。問題は、その情報の元になっているソースが何なのかを確認していないことにあります。これはGoogle検索でもまったく同じです。「ネットにそう書いてあったから」と言うのと同じです。
当たり前ですが、ネットも生成AIも、あくまで道具です。テレビと同じ位置付けだと思ってみてください。
何か大事なことを決めるときに、「テレビでそう言っていたから」と判断するのと同じです。テレビなら、せめてその番組で誰が言っていたのか、どんな根拠で言っていたのかを考えることが大事でしょう。ネットでも同じです。個人の趣味ブログに書いてあったことと、その分野の専門家が分析して書いたこと、あるいは政府統計から読み取れることとでは、信憑性も意味合いもまったく違ってきます。
逆に言えば、そこさえきちんと確認できれば使う道具がネット検索でも生成AIでも、あるいはテレビでも構わないのです。
大切なのは、その情報の原点が何かをしっかり確認し、その信憑性を自分で正しく判断することなのです。
