友人から聞いて初めて知りました。日本の空き家率は13.8%だそうです。
空き家が増えているという話は前から気にはなっていましたが、ここまで深刻な水準だとは思っていませんでした。「将来は3軒に1軒が空き家になる」という予測には、さすがに驚かされます。
自宅の二軒先にも以前、長らく放置された空き家があり、カラスのたまり場のようになっていましたが、数年前に解体されて建売住宅が3軒建ち、周囲の印象はかなり良くなりました。ただ、同じように20年以上手つかずのまま残っている空き家は、近所にもまだ数多く見受けられます。こうした建物が地震や台風で崩れたらと思うと、不安を感じざるを得ません。
要因としては、相続の問題や人口減少、解体費用の高騰などが挙げられますが、日本人の新築志向も大きく影響しているように思います。実際、私自身も新築を好むほうですが、昨年ドイツで友人宅を2軒訪ねた際、どちらも築100年以上の建物を丁寧に手入れしながら、世代を超えて住み続けている姿を見て、考えさせられるものがありました。
日本では住宅やビル(さらには車も)、メーカーや不動産業界、建設業界の強い影響によって、買い替えが前提のような仕組みになっているのではないか、と感じることがあります。一方、ヨーロッパでは築100年超の建物は珍しくなく、歴史の浅いアメリカでも同様の建物は数多く存在します(例えば有名なエンパイア・ステート・ビルは96年です)。
それに比べると、日本では築50年を超える建物すらあまり見かけない印象です。なぜここまで建物の寿命が短いのか、以前から疑問に思っています。
もし欧州のように、建物を長く使い続ける前提が一般的になれば、空き家問題の改善にもつながるのではないでしょうか。
