日本ではあまりこの言い方をしませんが、英語圏ではよく使われる表現です。オープンエンド・クエスチョンとは、イエス/ノーといった二者択一では答えられない質問のことを指します。5W1H(when, where, who, what, why, how) は有名だと思います。

例えば、食事について聞く際に「晩ご飯食べた?」と聞くと、答えはイエスかノーのどちらかになります。一方で、「晩ご飯はどんなものを食べたの?」と聞けば、これはオープンエンド・クエスチョンになります。

さらにその真価は、深掘りすることで発揮されます。「どんなラーメンを食べたの?」「どんな店で、どんな味だった?」「何がおいしかった?」といった質問です。

このオープンエンドな質問は、子どもが小さい頃に使うことで、脳の発育を促し、説明力や会話能力を高める効果があると言われています。

また、学生の段階で先生や友人からこうした質問を繰り返し受けることで、二者択一の質問ばかり受けている人に比べて、思考力が大きく高まると考えられます。残念ながら日本では選択式の問題が中心なので、教師や親、または自分自身が積極的にオープンエンド・クエスチョンを投げかけることが大切です。

これは社会人でも同様です。会社で与えられたことをこなすだけでなく、自ら考える力が身につくはずです。

そして実は、自分自身に対しても同じことが言えます。「イエスかノーか」ではなく、「なぜそうなのか」「どこに問題があるか」「どうすればよいのか」といったオープンエンド・クエスチョンを自分に投げかけることで、思考力や問題解決能力が高まります。

さまざまな場面で活用できますが、特に親が子どもに対してオープンエンドの質問を投げかけ、それに答える習慣をつけることは、教育において非常に有効ですし、会社で部下を教育する際、または自分で問題を解決する際にも有効だと思います。