もともと渋谷にあり、数年前に青山へ移転したレストランに久しぶりに行ってきました。渋谷にあった頃は週に1〜2回は通っていたため、すっかり顔なじみの店でしたが、青山に移ってからは年に1〜2回程度しか行かなくなってしまいました。
しかし今回訪れてみると、店が驚くほど繁盛していたのです。渋谷にあった頃は、そこまでの賑わいは感じられませんでした。
店主に話を聞いてみると、やはり青山に移転してから客層が大きく変わり、利用の仕方や滞在時間も変化したとのことでした。その結果、売上は大きく伸びたそうです。理由はいくつかあるのでしょうが、思い切って移転した判断が正解だったのでしょう。
そういえば、私の実家近くにある飲食店もコロナ禍のタイミングと助成金をうまく活用し、住宅街から商業エリアへ移転しました。家賃は倍以上になっているはずですが、結果的には大成功だったようです。コロナ期にその決断をしたのですから、相当な勇気が必要だったと思います。
以前、別の飲食店経営者から、「飲食は場所がすべて」と聞いたことがあります。確かに、立地が非常に重要な要素であることは間違いなさそうです。
一方で、店舗の移転には多額の費用がかかり、大きなリスクも伴います。そのため、多くの店は多少うまくいっていなくても、「仕方ない」と現状に妥協して同じ場所に留まり続けるものです。移転を決断するには、十分な調査と綿密な計画、そして何より資金が不可欠です。
そのリスクを引き受け、思い切って移転し成功を収めた経営者たちはビジネスパーソンとして非常に立派だと、あらためて痛感しました。
