最近読んだ記事*で引用されていた調査によると、SNSを活用してマーケティングを行っている企業は、ウェブサイトだけの場合と比べてECサイトの売上が約2%向上するという調査結果があるそうです。調査した大手2,000社の平均では800万ドル(約13億円)のプラス効果です。さらに、SNSを1つではなく2つ以上活用した場合には、追加で約3%のECサイト売上向上が見込めるとのことでした。

なんとなく納得できる話です。もちろん、業種やブランド力、取り扱う商品、ターゲット市場などによって結果は大きく異なるでしょう。実感としては、2%どころか20%、場合によっては200%近く伸びているケースもあるのではないかと思います。

それはさておき。

複数のSNSを使うことが効果的な理由は、単にリーチが広がるからではないようです。調査によると、複数のSNSを利用しても、それらに接触するユーザー層はかなりの割合で重なっているとのことです。

つまり、客層が広がるというよりも、同じユーザーに対して繰り返し情報や広告を届けることで、ブランド認知が深まり、結果として購入につながりやすくなる、というわけです。

言い換えると、新規顧客の獲得ではなく、複数プラットフォームでブランドをフォローしている既存顧客が、その会社の記事や広告を繰り返し接触してくれることで、ブランド認知が強化され、購買につながるというわけです。

SNSは1つだけでなく複数を組み合わせて活用することで、より大きな効果が期待できるのです。

活用しない手はないでしょう。

(*Harvard Business Review March-April 2026)