これは報道だけでなく、あらゆるビジネスに共通する基本的な考え方です。多くの人が何となくは理解しているものの、体系立てて正しく認識している人は意外と少ない気がします。先日、外注業者と話していて、ふと思い出したので整理しておきます。

一次情報
一次情報とは、自分が直接見たり、聞いたり、体験したりした情報のことです。

例えば、どこかのラーメン店で実際にラーメンを食べ、「美味しい」と感じたのであれば、それはあなた自身にとっての一次情報ですし、何かの事件を目撃して知っているのであれば、それも一次情報です。

二次情報
二次情報とは、誰かが一次情報をもとにまとめた情報です。

ニュースサイトや口コミサイトに掲載されている多くの情報がこれに当たります。先ほどのラーメンの例で言えば、グルメサイトに書かれている「誰かが食べた感想」などが二次情報ですし、大手の新聞に書かれていることの大半は新聞記者が取材して書いていることなので二次情報です。

三次情報
三次情報とは、さらにその二次情報をもとに加工・再編集された情報です。

例えば、「グルメサイトで高評価だったので、このラーメン店は美味しいと思います」と誰かがブログ記事にまとめた場合、それは三次情報になります。

ニュースで言えば、新聞記者が直接取材して書いた記事は基本的に二次情報ですが、その新聞記事を読んで書いた解説やまとめ記事は三次情報です。

また、ChatGPTのような生成AIや、最近のGoogle検索結果の上部に表示されるAI概要も、多くの場合はネット上にある情報をまとめたものなので、三次情報だと考えたほうがよいでしょう。

当然ながら、信頼性は一次情報が一番高く、三次情報が一番低いわけです。

ビジネスで利用するのであれば、本来は可能な限り一次情報にあたるのが理想です。しかし現実には、それが難しいケースも少なくありません。その場合は二次情報や三次情報を使うことになりますが、その際に重要なのは「元の情報源がどこなのか」を確認することです。

例えば、政府統計や公的機関の発表、企業の公式ホームページなどは、信頼性が高い情報源と言えます。ニュースサイトは偏見も多いため、利用する際には複数を確認した方が良いでしょう。

一方で、個人ブログの感想やSNS投稿などは、たとえ二次情報であっても、強い主観やバイアスが含まれている可能性があります。参考にはなりますが、そのまま鵜呑みにするのは危険です。

ネット上に情報があふれる時代だからこそ、「その情報はどこから来たのか」を意識することが、ますます重要になってきています。