このブログでも4年前に一度書きましたが、「カスタマージャーニー」という言葉は、海外、特に米国では非常に一般的です。学校でも学ぶレベルの基本概念なのですが、日本ではまだあまり耳にすることがありません。
2022年5月24日ブログ「カスタマージャーニーという考え方」
英語の長い言葉自体が日本語になじみにくく、同じ意味の日本語もないためかもしれません。つまり、言葉だけでなく、コンセプト自体がまだ浸透していないのでしょう。
カスタマージャーニーとは、顧客が商品やサービスを知り、興味を持ち、比較・検討し、最終的に購入や問い合わせに至るまでの一連の流れを指します。
典型的には、
「発見する → 興味を持つ → 調べる → 決断する」
という4つのステップです。
本来、これはWebマーケティングにおいて最も基本的であり、最も重要なコンセプトの一つのはずです。
例えば、SNSや広告、口コミなどを通じて「こんな商品があるんだ」と知り、興味を持ち、さらに詳しく調べるために検索したりホームページを見たりする。そして最終的に購入や問い合わせに至るという流れです。
マーケティングの最終目的が「購入」や「問い合わせ」である以上、本来はこの流れ全体を俯瞰して、考える必要があります。しかし実際には、多くのマーケティング会社が「アクセスを増やすこと」「かっこいいデザインを作ること」だけを目的にしてしまっているように感じます。
これは、一つのホームページ上でも同じです。
サイトを訪れた人が、何かに興味を持ち、内容をじっくり検討し、最後に「購入ボタン」や「問い合わせボタン」を押すという自然な流れを設計することが本来であれば最も重要なのです。
ホームページ制作では、この動線をしっかり考え、訪問者が迷わず次のステップへ進めるように設計する必要があります。
今はAIによってデザイン自体は簡単に生成できる時代になりました。
だからこそ、「人がどう考え、どう行動するか」を人間の頭で考え、人間の目で確認しながら設計することが、以前にも増して重要になっているのだと思います。
