当たり前のことのようですが、この二つを混同している例は世の中に数多くあります。

例えば、「最近体重が増えた」という悩み。

三日間断食して体重を落とすのは、対症療法に過ぎません。確かに一時的には体重を減らすことができますが、根本的な解決になっていないため、数日もすれば元に戻ってしまうでしょう。

それよりも、時間はかかっても、生活リズムや食生活、運動習慣を改善することが真の問題解決です。

歯が痛い時も同じです。痛み止めを飲めば一時的には楽になりますが、それだけでは治りません。真の原因である虫歯を治療する必要があります。

景気対策なども似ています。景気が悪いからといって給付金をばらまくと一時的な痛みの緩和にはなるかもしれません。しかし、それだけで景気そのものが根本的に良くなるわけではありません。なぜ景気が悪いのか、その原因を突き詰め、そこを改善していかなければ真の問題解決にはならないのです。

もちろん、企業経営でも、日々の営業活動でも、一人ひとりの仕事でも同じです。

売上が下がったからといって、単純に営業マンに激怒して活動を強化させるだけでは対症療法に過ぎません。

数ある自社製品のうち何が売れていないのか。どの顧客層が減っているのか。その根本原因は何なのか、そこを徹底的に分析し改善していくことこそが真の問題解決です。

対症療法と真の問題解決。

人はつい手っ取り早い対症療法に走ってしまいがちです。

しかし、一度立ち止まり、「本当の問題は何なのか」を常に追求し、根本的な解決方法を考える癖を持ちたいものです。