と言っても、社会人教育などの話ではありません。ホームページの話です。

例えば、ラーメン屋のホームページを想像してください。多くの人は「地名+ラーメン」で検索してくるはずです。例えば、昼に渋谷で味噌ラーメンが食べたいと思ったら、「渋谷 味噌ラーメン」といった感じです。

この「渋谷 味噌ラーメン」というのが、検索した人の「問い」です。それに対して、ホームページを開いた瞬間に、「ここは渋谷の味噌ラーメン屋だ」とすぐ分かるようにストレートに答えられていれば、その人が立ち止まって見ていってくれる可能性は高くなります。

例えば、当社の海外向けホームページであれば、多くの人が「Japanese digital marketing company」などのキーワードで訪れます。であれば、開いた瞬間に「日本のデジタルマーケティング会社である」と分かるようにしておけば良いわけです。

これに対して、よくあるのが、最初に意味のない格好いい画像や動画を並べたり、運営者側の一方的な思いを伝えようとしたりするタイプです。

先ほどの渋谷のラーメン店の例で言えば、本来なら大きく「渋谷の味噌ラーメン」と書いておくべきなのに、「国産小麦を使った自家製麺」「創業80年」「信州産のこだわり食材」などが並んでいて、「渋谷」や「味噌ラーメン」という言葉が一言も出てこないことがあります。もちろん、渋谷の街並みや味噌ラーメンの写真があれば、まだ想像できます。しかし、そこで小麦を作っている農家の写真が出ていて「国産小麦を使用」だけ書いてあったり、「創業80年」とだけ書いてあれば、その時点で離脱されてしまう可能性もあります。ユーザの問いはあくまで「渋谷のラーメン」だから、それに答えることが最重要なのです。

また、検索キーワードと、ユーザーが最初に目にするファーストビューの内容が一致していないと、Googleの評価という観点でも不利になる可能性があります。

最も大事で最も基本的なことは、自分が伝えたいことではなく、相手が知りたいことを最初に載せることです。

それを忘れてしまうと、どんなにお金をかけ、どんなに立派なホームページを作っても、本来の役割すら果たせないということが起こり得るものです。