最近、多くの飲食店や小売店で「アプリをダウンロードすると、その場で500円引き」「今すぐ使えるクーポンをプレゼント」などというキャンペーンをやっています。私もついつい言われるがままにダウンロードしてしまい、おかげでスマホには100以上のアプリが並んでいます。

さて、そんな中でも、やはり頻繁に使うアプリと、ほとんど使わないアプリにはっきり分かれる気がします。

もちろん、よく行く店のポイントカード代わりになっているアプリは毎回必ず使います。一方、旅先で一度入っただけの店や、家具・家電など、一度買ったらそれほど頻繁に買うことがない商品に関するアプリは、入れっぱなしになってほとんど使われることがありません。

また、それ以外にも大きな違いがあります。

一度アプリを入れただけで、積極的にメールやプッシュ通知を送り、クーポンやキャンペーンを案内してくるところもあれば、その後まったく何の連絡もないところもあります。営業熱心か否かが、大きく分かれるところでしょう。

考えてみれば、アプリを作るにはそれなりのお金がかかります。さらに、割引やクーポンまで提供して、お客さんにわざわざダウンロードしてもらっているわけです。そこまでして獲得した顧客との接点を、その後ほとんど活用していないのは、なんとももったいない話です。

もちろん、通知が多すぎれば逆効果です。毎日のように営業メッセージが届けば、うるさいと思われてアプリそのものを削除されてしまうかもしれません。それでも、例えば誕生日にクーポンを送る、しばらく来店していない人に特典を案内する、新商品が出た時に知らせるなど、やり方はいろいろとあるはずです。

せっかくお金をかけて良いアプリを作り、さらにお客さんにダウンロードまでしてもらったのです。

アプリは「作って終わり」ではなく、その後いかにお客さんとの関係を維持するために使うかまで考えて初めて、本当の意味で営業・マーケティングツールとして価値が出るのだと思います。