国際レコード産業連盟(IFPI)のレポートによると、2025年の世界の録音音楽市場は前年比6.4%増の317億ドルとなり、過去最高を記録したそうです。
これって、結構意外な感じがします。
音楽がレコードやCDで売られていた時代から、インターネット配信の時代へ移り始めた頃には、「これではアーティストが食べていけなくなる」と危惧されたものでした。そして実際、レコードやCDの売上は大きく減少しました。
しかし、結果として音楽市場そのものがなくなったわけではありませんでした。レコードやCDにお金を払っていた人たちの多くが、今度はストリーミングなどの新しいサービスにお金を払うようになったのです。
そういえば、まさに私自身もそうです。レコードの時代にはレコードをたくさん買いましたし、CDの時代にはCDをたくさん買いました。レコードは100枚くらい、CDは400〜500枚くらいあると思います。それがネット配信の時代になり、確かにレコードやCDはほとんど買わなくなりました。その代わり、今では音楽配信サービスを当たり前のように利用しています。
CDのように店まで買いに行く必要もなく、聴きたいと思った瞬間に聴くことができるため、昔とは比べものにならないほど手軽に、しかも広いジャンルの音楽を楽しめるようになりました。
私以外にも、同じような人が世界中に大勢いるのでしょう。だからこそ、一度は縮小した世界の音楽市場が再び成長し、過去最高を更新するところまで来たわけです。
色々なことに共通しますが、出た最初は多くの人が反対するものの、結果としてそれが普及すると逆に全体がプラスになることがあるものです。今回の音楽市場の話は一例にすぎません。色々な最新技術についても同じように考えてみると違った面が見えてくる気がします。
