海外の英語ホームページを日本語化する時、ページ内にあるすべての英語を完璧に日本語化しようと思いつつ、うっかり部分的に漏れてしまい英語が残ったままにしてしまうことが時々あります。

表面的な部分はもちろん漏れることはないのですが、図やボタンなどでマウスオーバーした時にのみ出てくる文字とか、クリックしたときに隠れていた部分が広がって出てくる文字などは見落としがちです。

あと日本のホームページでも頻繁に出てくる英単語、例えば会社情報のことを「Company」と表示していることは日本語ホームページでもよくありますね。これもついつい見落として英語のままにしてしまいそうです。

ところがですね…。こういう翻訳漏れ箇所が1か所でもあると、それだけで全体の印象が非常に悪くなってしまいます。たとえ残りの個所、99%が完全に英語化されていても1%が漏れていたらマイナス50点くらいの印象になってしまうことがあります。手抜き仕事のように思われるのでしょう。

考えてみたら、何だって同じです。新車を買ったのに、操作パネルのボタンが1つ付いていなかったらとても残念ですよね。それだけで欠陥車に見えてしまいます。レストランで食べる料理だって、例えばサラダにいつも入っているはずのトマトが1つ無いだけで、シェフが大きなミスをしたように思えてしまい、料理全体の印象が悪くなってしまいます。

私たちも納品前に二重、三重にチェックはしているものの、チェックリストを活用して、常に細心の注意を払っていくしかないのです。