あるビジネス英会話の先生がそんな話をしていました。

生徒さんからWordファイルで送られてくる英文を読んでいると、Wordの機能でスペルが間違っているところに赤線が引かれているにもかからわず、そのまま送ってくる人が少なからずいるそうです。つまり、送る前にスペルをチェックしようとか、スペルがすべて合っているか再確認するとか、そんなことすらしない人が多いということです。いや、そもそもスペルチェックしなくても自動で赤線が引かれていればすぐにわかるハズなのですが…それすら気にしていないのでしょう。

これが学校のテストや課題なら、スペルミスがあれば減点ですよね。合否を分けることだってあります。

ビジネスだって、実は同様です。1つ2つのミスで商売に大きく響くことはありません。しかし面識がない相手と最初のやり取りでスペルミスが何か所もあれば、それだけでビジネス相手として信頼してもらえなくなる可能性が高いでしょう。提案書なども同様です。慣れてきて日々のやり取りをしている時ならまだ大目に見てもらえるものの、取引開始前の大事なやり取りでスペルミスが何か所もあれば致命的です。

1つ1つ辞書を引いていた昔と違い、今の時代はボタン一つでスペルミスをチェックすることができるのです。わずか数秒を惜しんで大きな損失を出すのはもったいない限りです。