同世代の経営者とそんな話で盛り上がってしまいました。(そういう話をするようになったら、自分たちがオヤジになった証拠ですね…。)
「自分が思った仕事と違った。」
「理由もなく上司に怒られた。」
「休みが取れない。」
など、昭和時代には当たりだったことに耐えられなくなって会社を辞めてしまう人が多いようです。いや、そもそも1つの会社に一生尽くすことを誓っていた(?)時代とは根本的に異なるのです。
残業に対する考え方も大きく違います。毎晩21時、22時、いや0時が当たり前だった時代と違い、18時の定時退社が常識です。毎晩+1時間働くだけで、「毎日残業ばかりだよ。我慢できない。」となるそうです。
土日祝日は100%休みが当然です。
給料に対する考えもしかり。自分は優秀なのだから年齢に関係なくもっともらえるハズだという考えが多いそうです。最初の10年は我慢などという考えは皆無です。
しかしですね…。
これをもって「宇宙人」と呼んでしまうのは、自分たちと年齢が大きく離れてしまい、理解できないというだけのことに過ぎません。思い起こしてみると、自分だって大卒で社会人になりたての頃は内容こそは違っても、同じように扱われていました。私自身も30歳年上の上司から「宇宙人」と呼ばれていたのをハッキリ覚えています。もしかすると、その人だって実は30年前に「宇宙人」だったかも知れません。いや、今の「宇宙人」だって30年後には新入生のことを「宇宙人」と呼んでいることでしょう。
自分が理解できない世代を宇宙人と呼んで片付けているのは時代を問わず同じなのだと思います。