もうそんな表現を使う人は少ないかも知れません。元々は(私の想像ですが)日本に初めてのパンダが上野動物園にきた時に日本中の話題になり、異常なくらい多くの人が見に行って、上野動物園が大盛況だったということでしょう。それ以来、お客さんを呼び込むための目玉となるもののことを「客寄せパンダ」と呼ぶようになったというわけです。

飲食店で仕事ができないのに集客に役立つイケメン/美女店員は(皮肉をこめて)客寄せパンダと言われます。また観光地でのアイドルイベントや花火大会、身近なところではスーパーの特売品なども広い意味で客寄せパンダです。

ネットマーケティングでも同じです。ネットショップでも目玉商品をおいたり、タイムセールをやることは一般的な客寄せパンダですし、実店舗に誘導するところならネット限定のクーポン券がありますね。B2CだけでなくB2Bだって無料お試しや期間限定の値引き、良質な情報の無料提供や資料無料ダウンロード、無料セミナーにより集客することができるでしょう。

パンダがいなくてもネットマーケティングの「客寄せパンダ」は工夫次第でいくらでも実現可能なのです。