確か、昔読んだ株の話では、統計的に雨の日は株価が下がることが多いそうです。経済上の色々な要因もありますが、何より、人が気分的に乗らないのが大きいような気がしますね。電子取引を使った株式市場といえども動かしているのは(当然)人間なのです。

実経済もしかり。気分的に外出を控えるので、外食や買い物は確実に減ります。観光地は閑古鳥です。これは簡単に理解できます。さらにそれに加え、なぜか内勤の仕事、事務の仕事もマイナスです。気分が上向きにならなければ新しいアイデアも出てきませんし、仕事の効率も落ちてしまいます。なんとなくダラダラしてしまう人が多いでしょう。

さらに最近では大きな台風や大雨の予報が出るだけで、主要交通機関が計画運休などを行うようになったため、交通の便も著しく悪化します。そして計画運休が当たり前になってしまうと、企業の経営者や管理職だって、今の時代、部下たちを長く残らせておくわけには行きません。当然、定時より早い時間の帰宅を促すようになってしまいます。

そう考えると、雨の日の悪影響は、これまで以上かも知れません。

もっとも雨が降ることは事前に予測できているのだから、早め早めに対策を立てて、事前にリモート勤務に切り替えたり、雨の日でもみんなが前向きに快適に仕事ができるような方法を考えたりして、少しでもマイナスを減らすようにすることが大事なのだと思います。