最近、そんなことを耳にするようになりました。
ChatGPTを日常的に使っている人なら、そう感じている人も多いでしょう。ChatGPTに代表される今の生成AIを単に「IT戦略」と思っているようでは、時代に取り残されてしまいます。
先日も書いた通り、AIやロボットは別に今始まったことではなく40年以上も前からあるのですが、ChatGPTという度肝を抜かれるようなすごいツールがスマホやパソコン経由上で誰でも使えるようになり、一気に身近になったことがその傾向を急加速したのでしょう。
「人間の代わりにAIが仕事をする」という話を10年前にしたら、多くの人が写真のような風景を想像したに違いありません。確かにそれも間違ってはいないものの、現時点では、まだ実用的ではありません。もちろん、だからと言って、「まだAIには無理」というようでは、現実を知らなすぎます。
私の場合、資料作成や何かの調査はもちろんのこと、提案書や契約書の原案を作成させたり、反対に私が書いたこれらの書類を最終確認させたりするのに活用しています。今までなら、それだけで人が1日かけてやっていた仕事を数分で完成させてしまいます。読むのに数時間かかるような資料だって、ChatGPTを使えば瞬時に要約してくれるので、大幅に時間を短縮できます。上記わずか数個の例だけで1人分の労働量に匹敵します。
つまり生成AIを活用することにより、大幅に作業時間を短縮することができ、大幅に人員削減することが可能なのです。既に実行している会社もあるはずです。
もちろんすべての仕事を片付けることはできませんが、AIにできることはAIに任せれば、その分で人間を他の仕事に回すことができるわけです。
人手不足、採用難の時代、AIによる人材戦略がとても重要になってきているのです。