仕事でご縁をいただき、大阪の万博に行ってきました。あくまで仕事がメイン、入場券も関係者パスだったために、事前に予約を取って人気パビリオンを回る…といった楽しみ方はできなかったものの、空いた時間に並ばずに入れるパビリオンに行ったり、リングの上を歩いて全体の雰囲気を見たりして、それなりに楽しむことができました。
開会以来、ネガティブ報道が相次ぐため評判は悪いと思っていたのですが、最近のデータなどを改めて見ていると、実際に行った人の8割が満足しているらしいですね。そして多くの人がまた行きたいと言っているようです。私自身も是非再訪したいと思っていますし、次回はちゃんと自分でチケットを買って行き、色々と事前予約して見て回りたいと思っています。
私も行く前は多くの人と同様、海外旅行も海外の情報もこれだけ身近になった今の時代に万博は必要ないと思っていました。もちろん莫大な税金を費やすこと、それに対する経済効果に疑問がある事は確かです。1970年とは違い、海外旅行は一生に一度の夢ではなく、一生に何度も行ける時代になり、海外の情報もネットでいくらでも入手できるようになっているわけです。
しかし実際に一般の人が一生のうちに海外に行く回数は限られていますし、行く国も限られているわけです。ネットでこれらの情報を広く学んでいる人も少ないでしょう。その点、万博に行けば実際には行く機会がない国の一面を見ることができますし、普段ネット上でも触れることのない海外の色々な生の情報を得ることができるのです。
わずか1日で、普段の生活では実現できない大きな国際体験ができるのは何より万博の魅力です。それは海外が遠かった50年前でも、海外情報、海外旅行が身近になった今の時代でも変わらないと思います。
特に若者の海外旅行離れが進み、多くの人が内向きになっている現代。万博に行って少しは国際的な視野を広め、日本の外を見る事はとても有意義だと思います。小さい子供を連れて行き、幼心に国際経験をさせるのも良いことでしょう。
高い入場料、会場の混雑などのマイナス面をカバーできるだけの値打ちがあるというものです。