なぜか、ふと、子供の頃に大好きだった「思い出会」というイベントを思い出しました。
私が小中学生の頃、神戸にあるYMCAのキャンプに毎年夏・冬と欠かさず参加し、スキーや山のぼりを楽しんでいたのです。確か各回とも四泊五日でした。
そして毎回終わって数週間してから「思い出会」というイベントが開催され、それも楽しくて毎回欠かさず参加していました。
当時、旅行中に撮った写真は帰ってから現像に出し、一週間ほどしてからやっと見ることが出来たのです。デジカメ、スマホが常識になった今では想像もできないでしょう。でも間をおいてから写真を見ると、その時の楽しかったことがよみがえってきて、反芻することができるのです。つまり、二回楽しめるというわけです。
思い出会は参加した大半の人が都合をつけてきていたと思います。そこでみんなと再会し、写真を見ながら「こんなこともあったな~!」なんて振り返り、思い出話に花を咲かして楽しめるのです。
今の時代、スマホで撮った写真は瞬時に相手とシェアして終わりです。そして仲良くなった人同士はその場でLINEなどを交換し、継続して頻繁に連絡を取り合うことが出来ます。LINEでグループを作ることもあるでしょう。
昔とは比較にならないくらいコミニケーションが密に、頻繁に、しかも手軽に取れるようになったのは大きな進化だと思う一方、今や絶滅したアナログ時代ならではの暖かみがあるイベントを、ふと懐かしく思うことがあります。