数ヶ月前も一度書いていると思います。先日あるコンサルティングの人と話していて、また痛感しました。
やはり日本から海外展開しようとする企業の数が実感として減っている様子なのです。当社でも英語のホームページを作りたいというお客様は以前と比べて少なくなっている気がします。
全国の統計としては知りませんが、海外展開する企業が決して大幅に増えていない事は確かでしょう
円安がしばらく続いている上に、いろいろな分野で国内の需要が低迷しているのであれば、かつてないほど海外展開のチャンスであるはずです。
為替だけで考えてみると、1ドル100円だった時と比べると同じドル建ての金額で販売した際、円換算すれば1.5倍儲かるわけです。例えば、10,000ドルで商品を売ったとしましょう。以前なら日本円で1,000,000円しか入ってこなかったのに今なら1,500,000円入ってくる計算になるのです。
しかもその間、他の先進国では物価が大きく上がっているため、もし日本の会社が昔のままの値段で販売すれば、それだけで価格競争力は非常に高いのです。
トータルで考え、かつてないほど日本企業が国際競争で有利な状況にあるはずです。
トランプ関税などの懸念があるものの、それを入れても価格的に日本製品が有利な事は間違いありません。
海外展開することは、これまで逃していたマーケットをつかむことになるはずです。
どんな企業にとっても検討の価値がある重要な戦略だと思います。