ゴールデンウィークが明けたころから、新卒と思われる若手営業マンによるアポなしの飛込み営業がちらほら来るようになります。一人で来る人もいれば、先輩格の人と二人一組で来ることもあります。恐らく多くの会社で最初の試練として新人に課しているのでしょう。もちろん最初からうまくいくことは絶対にありません。
思うにですね…。これをほんの1-2週間やれば、新人が大きくふるい分けされるはずです。
1.どうすれば話を聞いてもらえるか常に考え、向上しようとする人
2.試練だと思ってひたすら耐える人
3.「こんなはずじゃなかった」と絶望し、辞める人
もちろん1がいいのですが、せいぜい10人に1-2人ですね。大半は2です。ここで耐えることを覚えておけば、社会人としての第一段階は突破だと思います。
あと3の人も残念ながら一定数います。期待に胸を膨らませて社会人になったものの、予想よりはるかに厳しい理不尽な現実を目の当たりにして、耐えられなくなってしまうのです。ただ、そこで辞めてしまう人は、その後どんな仕事についても同じです。デスクワーク中心の事務職だって技術職だって楽しいことばかりではありません。厳しいこと、理不尽なことだって山のようにあります。それが当たり前です。
いきなり最初から飛込み営業は過酷ですが、ここでふるい分けられるのは、本人にとっても会社にとっても、ある意味、有効なのかも知れません。