そんな話を読みました。確かに、これは核心をついていますね。

創業から急成長して大企業になった会社には必ずカリスマ的な社長がいます。創業後30年以内なら、大抵はまだ現役で活躍しているでしょう。日本ではソフトバンクや楽天など、社長は現役ですし、名前を知らない人がいないほど有名です。

一方、創業から100年前後経っている大企業はどうでしょうか?パナソニック、ホンダ、ソニー、京セラなど日本を代表する大企業は、どれも創業社長はカリスマであり、知らない人はいません。しかし現在の社長名を言える人は少ないのではないでしょうか?

米国の大企業だってしかり。Apple、マイクロソフト、Googleなど、いずれもまだ50年未満ですが、創業したカリスマ社長は退いています。そして今の社長名をすぐに言える人はどのくらいいるでしょう?

これらの会社は、すべてカリスマ社長が退いたあとも企業として成長を続けています。カリスマ社長一人に頼らずに運営可能な組織が出来上がっていたという証だと思います。

数万人いる大企業でも数名でやっている零細企業でも同じです。創業社長がいなくても問題なく継続して運営されるような組織づくりを目指したいものです。