以前も書いたことがありますが、やはり何か説明をする際には漠然とした主観的な形容詞や副詞ではなく、具体的に数字を入れるだけでグッと印象が良くなり説得力がアップします。よりプロフェッショナルな文章に仕上がります。もちろん個人の趣味ブログなら主観的な表現も楽しいでしょう。しかしお客様向けの提案書や報告資料においては数字が必須とも言えます。

例えばSNSの普及について語る際、「多くの人がLINEを使っている」というより、「8千万人がLINEを使っている」という方が明らかにインパクトがあります。海外向けの説明なら、日本の人口が1億3千万人であることも書くとさらに分かりやすいですね。さらにデータの出典も書いておくのがベストです。

ニュースを見るとお手本になります。単に「株価がとても高くなった」という表現だけはニュースの価値がありません。「日経平均株価は前日より836円高い39,098円になり、1989年の最高値を34年ぶりに更新した。」と書いてあった方がニュースらしい客観性がありますね。

私たちが日々行っているホームページのアクセス解析も良い例です。「アクセスがアップし、今月はとても沢山ありました!」では素人の報告です。「閲覧回数(PV)は先月対比20%増で5,324PVでした。」といのが我々がやるべき報告なのです。それにグラフを付けたり、詳細な内訳を付けるとさらに良くなります。

具体的な数字を入れない方が楽なのは確かですが、やはりひと手間かけて数字を入れるだけで大抵の説明は大きくレベルアップすると思います。