一度このブログに書いたことがあるかも知れません。私が好きな言葉で、時々使っています。確か学生の頃に習ったと思います。調べてみると、ドイツの経済学者が発表した「Voice, Exit and Loyalty」(発言、離脱、忠誠)という理論があるようですね。私が習ったのはそこから派生した考えだったのかも知れません。

自分が所属する組織やグループについて、何か改善すべきことがあった場合、それを意見として他の人に伝えて組織を良くしようとするのがVoice、そうせずに、「嫌だったら辞めてやる!」と意見を言わずに自分が辞めてしまうのがExitです。

所属する組織が好きだから、あるいは何か理由があって居続けたいときはVoiceで改善しようとするものです。もし嫌いだったり、もう限界だったりすると、何も言わずにExitするものです。

日本では一般的に、どちらもしない人が多いと言われています。会社に対して不満が沢山あるのに、それを言おうともせず、かといって辞めることもなく、ひたすら我慢して居続けるのです。

嫌な組織に嫌なままいてもいい仕事ができるわけがありません。日本の生産性の低さは、こんなところにも 原因がありそうです。